院長が「日本矯正歯科学会専門医」2回目更新のための症例審査に合格しました
2015年11月19日
2007年に院長の小澤は「日本矯正歯科学会専門医」の申請試験に合格しました。専門医の有効期限は5年間と定められておりまして、有効期限内に更新試験にパスすることが義務づけられております。院長は2010年に一回目の更新試験に合格し、本日(2015-11-19)2回目更新のための症例審査にすべて合格しました。2回目更新を完了すると、日本矯正歯科学会専門医資格が2022年まで有効となる予定です。
ご協力いただきました皆様にこの場をお借りいたしまして厚く御礼申し上げます。特に、症例審査につきまして快くご同意を頂きました患者様には深く深く御礼申し上げます。
<症例試験が真の矯正歯科医を作る>
矯正歯科医に限らずプロの専門家になるには、やはり関門というものが必要だと思います。「治療100回、審査一回」という言葉を研修医の諸君にはよく言います。先生についてレッスンしてもらっているだけでは、うわべだけの上達になってしまいます。仲間内の検討会ではなく、やはり第三者に評価をしてもらう関門をくぐらなければ進歩は望めないと思います。
日本矯正歯科学会専門医の資格は、取得するのも大変ですが、5年ごとの更新試験に合格するのがとても大変です。赤の他人のプロの矯正歯科医に、自分の治療を評価してもらい、専門医にふさわしい力量があることを認めてもらわないといけません。
この更新制度というのが矯正歯科医を、なにがなんでも緻密な治療へ向かわせます。毎日の診療の品質が更新試験の結果に繋がっていくので、目の前の患者様の治療に全力で取り組むように自然となります。厳しい審査官に納得してもらい合格を得るには、歯をただきれいに配列するだけでは全然足りません。噛み合わせを正しく、左右を対称に、虫歯や歯肉炎に対する配慮など、注意点は多項目に及びます。こういう、大げさに言うと少し追い詰められたような状況に置かれることで、矯正歯科医は真のプロフェッショナルとして、さらに成長できます。そしてそれは間違いなく患者様に還元されてゆくと断言できます。
「日本矯正歯科学会専門医」は、日々の治療に真剣勝負するプロ中のプロの矯正歯科医です。
*尚、日本矯正歯科学会の矯正歯科医認定制度、日本矯正歯科学会専門医、指導医、認定医の区別、違い等の詳細につきましては、当ウエブ内コラムのこちらのページをご覧ください。
日本矯正歯科学会専門医・指導医・認定医の区別について
*日本矯正歯科学会専門医を詳しく知るためのサイト
日本矯正歯科専門医名鑑
院長 小澤浩之
日本矯正歯科学会専門医・指導医・認定医