日本矯正歯科学会の資格認定の説明

日本矯正歯科学会の
資格認定の説明
日本矯正歯科学会では、治療技術と経験(研究・教育歴等)に応じて矯正歯科医に 3種類の資格を与えています。学会の試験委員会は公平公正に各種グレードの試験を行い、合格者に対して資格証を発行することにして、これを基に広く国民に矯正歯科医を選ぶための基準を提供しています。この制度は、良質な矯正歯科医療を提供するため、会員に対して一定の水準以上の技術と経験を要求するだけでなく、その維持のための努力を求めています。
 
 
矯正歯科医には技術と経験のグレードにより3種類の資格があります。
 

日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)になるためには

学会では認定医の中で特別に技術と経験が優秀であるものを選抜して、日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)という制度を敷いています(日本矯正歯科学会認定医の中から選抜されます)。
 
この資格の取得には7年以上の会員歴が必要なだけでなく、矯正治療に関する学術論文を発表すること、学会の定めた10種類の課題症例を治療し、その全ての治療結果と予後判定が学会の定めた基準を満たして合格することという非常に厳しい条件が付けられています。

   

日本矯正歯科学会指導医になるためには

また日本矯正歯科学会臨床指導医とは別に学会では、矯正歯科の研修医を指導監督する特別の教官資格として、日本矯正歯科学会指導医という制度を敷いています(日本矯正歯科学会認定医の中から選抜されます)。
日本矯正歯科学会指導医になるには、大学の矯正歯科において教育指導歴が3年以上あることが必要となります。

   

日本矯正歯科学会認定医になるためには

①5年以上日本矯正歯科学会の会員であること
②学会指導医の下でさらに5年以上矯正歯科に専門的に従事すること
③学会誌にオリジナル論文を発表すること
④学会の定める試験に合格することが最低限必要になります。
 
以上の点をすべて満たすと、学会認定医として資格証が交付され、公式に矯正歯科医として自分の判断で治療することができるようになります。

矯正歯科:洗足スクエア歯科医院
院長  小澤 浩之 

日本矯正歯科学会専門医の名称が
2020年より日本矯正歯科学会臨床指導医へ変更されました

 
日本矯正歯科学会専門医については以下のサイトが参考になります。
矯正歯科:洗足スクエア歯科医院
院長  小澤 浩之